2022年度
著書

論文
・小長谷明彦、津野駿幸、稲本万里子「灯明の炎と金箔の反射を再現する「VR 源氏物語図屏風」の美術展示作品としての価値創造に関する考察」『システム／制御／情報』第66巻第7号、pp.256-261、2022年7月。（査読あり）

発表・講演会

2021年度
著書
・辻惟雄、アン・ニシムラ・モース、髙岸輝監修『ボストン美術館 日本美術総合調査図録』中央公論美術出版、2022年3月。

論文
・稲本万里子「流派推定の思考回路―深層学習による幻の「源氏物語絵巻」と岩佐派の源氏絵の分類結果を手がかりに」『恵泉女学園大学紀要』第33号、pp.3-21、2022年3月。（査読あり）
・龍澤彩「今治市河野美術館所蔵「源平合戦図屏風について」中根千絵・薄田大輔編『合戦図　描かれた〈武〉』pp.157-180、勉誠出版、2021年12月。
・稲本万里子、加藤拓也、小長谷明彦「深層学習による「幻の源氏物語絵巻」の流派推定に関する考察―AI 技術による「絵師の流派」概念の再構築―」『人工知能学会論文誌』第36巻第6号、p.F-L12_1-16、2021年11月。（査読あり）
・龍澤彩「源氏絵を読む　宇治市源氏物語ミュージアム所蔵「源氏絵鑑帖」を例に」宇治市源氏物語ミュージアム編『光源氏に迫る―源氏物語の歴史と文化』pp.171-193、吉川弘文館　2021年7月。

発表・講演会
・水野裕史「源氏絵から転用された図様―鷹狩を中心に」第8回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「桃山・江戸時代源氏絵研究の最前線―図様の継承と創造」2021年12月。（招待あり）
・赤澤真理「江戸時代前期の源氏絵に示された建築空間―格式表現の獲得から多様性へ―」第8回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「桃山・江戸時代源氏絵研究の最前線―図様の継承と創造」2021年12月。（招待あり）
・本田光子「土佐光起の源氏絵図様」第8回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「桃山・江戸時代源氏絵研究の最前線―図様の継承と創造」2021年12月。（招待あり）
・片桐弥生「土佐光則の源氏絵―場面選択と図様にみる継承と創造―」第8回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「桃山・江戸時代源氏絵研究の最前線―図様の継承と創造」2021年12月。（招待あり）
・三宅秀和「土佐光茂以降、永徳期・光信期狩野派の源氏絵への挑戦」第8回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「桃山・江戸時代源氏絵研究の最前線―図様の継承と創造」2021年12月。（招待あり）
・水野裕史「作品紹介「土佐派色紙絵付源氏物語」（永青文庫蔵）」第7回源氏絵データベース研究会、2021年8月。
・林茂郎「遊里を描いた絵師、王朝物語に挑む―新出の「源氏物語図屏風」の紹介をかねて」第7回源氏絵データベース研究会、2021年8月。

2020年度
論文
・片桐弥生「雪の夜を描く―『源氏物語』「朝顔」の絵画化をめぐって―」『紫明』第48号、紫明の会（丹波古陶館・篠山能楽資料館友の会）2021年3月。（依頼原稿）
・本田光子「（作品紹介）伝土佐光起筆「源氏物語画帖」（長崎・個人蔵）について―『源氏物語絵詞』と脇息上の絵を見る浮舟」『愛知県立芸術大学紀要』第50号、2021年3月。
・三宅秀和「狩野光信様式の達成と永徳画との関わりについて」佐野みどり先生古稀記念論集刊行会編『造形のポエティカ　日本美術史を巡る新たな地平』青簡舎、2021年3月。
・髙岸輝「中世絵巻の〈作者〉とその基盤―「春日権現験記絵巻」と古代宝蔵の再生をめぐって―」ハルオ シラネ・鈴木登美・小峯和明・十重田裕一編『〈作者〉とは何か―継承・占有・共同性』岩波書店、2021年3月。
・鈴木親彦・髙岸輝・本間淳・Alexis Mermet・北本朝展「日本中世絵巻における性差の描き分け―IIIF Curation Platformを活用したGM法による『遊行上人縁起絵巻』の様式分析」『じんもんこん2020論文集』2020年12月。
・髙岸輝「美術史／日本史の境界と越境の可能性―展覧会・美術全集・デジタル画像―」『日本史研究』第700号、日本史研究会、2020年12月。
・髙岸輝「十四世紀肖像の等身性と肖似性―等持院歴代足利将軍坐像の前提」板倉聖哲・髙岸輝編『日本美術のつくられ方―佐藤康宏先生の退職によせて』羽鳥書店、2020年12月。
・髙岸輝「「融通念仏縁起絵巻」明徳版本の版行・摺写と表現」『学苑』第961号、昭和女子大学光葉会、2020年11月。
・髙岸輝「「粉河観音縁起絵巻」七巻本の成立圏―足利将軍家の絵巻コレクションと南北朝合一前後の紀伊国をめぐって」『国宝粉河寺縁起と粉河寺の歴史』和歌山県立博物館、2020年10月。
・髙岸輝「室町やまと絵のなかの「月次祭礼図屏風」」岩永てるみ・阪野智啓・髙岸輝・小島道裕編『「月次祭礼図屏風」の復元と研究―よみがえる室町京都のかがやき』思文閣出版、2020年5月。

発表・講演会
・青木慎一「物語絵の教材活用の可能性―図様の創意・定型化の視点とともに」第6回源氏絵データベース研究会、2021年3月。
・稲本万里子「流派推定の思考回路―深層学習による幻の「源氏物語絵巻」と岩佐派の源氏絵の分類結果を手がかりに」第6回源氏絵データベース研究会、2021年3月。
・三宅秀和「宮内庁三の丸尚蔵館所蔵の伝狩野永徳筆「源氏物語図屏風」の様式について」第6回源氏絵データベース研究会、2021年3月。
・本田光子「作品紹介 伝土佐光起筆「源氏物語画帖」（長崎・個人蔵）について 『源氏物語絵詞』と脇息上の絵を見る浮舟」第6回源氏絵データベース研究会、2021年3月。
・龍澤彩「源氏絵の〈表〉と〈裏〉扇面画と冊子表紙絵をめぐって」特別展「源氏物語の絵画―伝土佐光信『源氏系図』をめぐって」記念講演会（中之島香雪美術館）2021年3月。（招待あり）
・髙岸輝「中世絵巻に描かれた霊地と国土―王者と聖者の見た風景―」公開講座 続・古典を読む―歴史と文学―（長野県立長野高校）2020年11月。（招待あり）

2019年度
著書
・髙岸輝『中世やまと絵史論』吉川弘文館、2020年3月。
・古田亮編著『教養の日本美術史』ミネルヴァ書房、2019年11月、本田光子「第8章　戦国から江戸中期の日本美術」担当、稲本万里子「第9章　やまと絵の日本美術」担当。

論文
・三宅秀和「東京富士美術館所蔵の源氏物語図屏風について―狩野光信様式の源氏絵として―」『群馬県立女子大学紀要』第41号、2020年2月。
・吉岡拓「近世公家社会における源氏絵受容」恵泉女学園大学研究機構・研究助成報告書「源氏絵データベース拡充のための基礎的研究」2019年6月。

発表・講演会
・髙岸輝「ハーバード大学所蔵「源氏物語画帖」にみる土佐光信の構図と空間表現」第5回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「室町時代源氏絵研究の最前線」2019年12月。（招待あり）
・龍澤彩「毛利博物館所蔵「源氏物語絵巻」から見る室町時代源氏絵」第5回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「室町時代源氏絵研究の最前線」2019年12月。（招待あり）
・片桐弥生「九州国立博物館蔵「扇面画帖」中の源氏絵扇面について―制作年代と筆者の問題を中心に―」第5回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「室町時代源氏絵研究の最前線」2019年12月。（招待あり）
・鷲頭桂「集められた扇絵―九州国立博物館所蔵「扇面画帖」の修理報告」第5回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「室町時代源氏絵研究の最前線」2019年12月。（招待あり）
・稲本万里子「趣旨説明、登壇者紹介」第5回源氏絵データベース研究会 シンポジウム「室町時代源氏絵研究の最前線」2019年12月。
・稲本万里子・小長谷明彦「AIとVRによる源氏絵の研究と鑑賞」ICOM京都大会開催記念 東京富士美術館所蔵「百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展」記念講演会、2019年9月。（招待あり）
・小長谷明彦「AIとVRによる源氏絵の研究と鑑賞」源氏絵データベース科研VRデモンストレーションと討論、2019年8月。
・稲本万里子「源氏絵データベース科研AI班の4つの取り組み」源氏絵データベース科研VRデモンストレーションと討論、2019年8月。
・Xiaoran Hu, Mariko Inamoto, Akihiko Konagaya, Recognition of Kuzushi-ji with Deep Learning Method: A Case Study of Kiritsubo Chapter in the Tale of Genji, 人工知能学会第33回全国大会, 2019年6月。（査読あり）
・稲本万里子・小長谷明彦「AIとVRによる源氏絵の研究と鑑賞」ICOM京都大会開催記念 京都新聞創刊140年記念 東京富士美術館所蔵「百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展」記者発表会、2019年5月。（招待あり）
・龍澤彩「The Various Phases of Genji Pictures in the Tale of Genji Scrolls of the Seventeenth Century: The Medieval to Early Modern Transitional Period as a “Compendium of Genji Pictures”（17世紀の源氏物語絵巻に見る源氏絵の諸相―中近世移行期の「源氏絵集成」として）」シンポジウム「Illuminating The Tale of Genji: New Art Historical Perspectives」Columbia University, 2019年4月。（招待あり）

2018年度
著書
・稲本万里子『源氏絵の系譜―平安時代から現代まで』森話社、2018年9月。

論文
・龍澤彩「扇と物語絵に関する一考察」『金城学院大学論集（人文科学編）』第15巻第1号、2018年9月。

発表・講演会
・Xiaoran Hu「深層学習法による連続変体仮名の認識」第4回源氏絵データベース研究会、2019年2月。
・津野駿幸「仮想空間上の灯明光源効果を用いた時代屏風経年変化モデルの提案」第4回源氏絵データベース研究会、2019年2月。
・横田優治「360度カメラ映像を用いた六条院のVR化」第4回源氏絵データベース研究会、2019年2月。
・小長谷明彦「深層学習法による源氏絵の流派推定」第4回源氏絵データベース研究会、2019年2月。
・四辻秀紀「修理で確認できた国宝源氏物語絵巻の姿」第3回源氏絵データベース研究会、2018年12月。
・Chikahiko Suzuki, Akira Takagishi, Asanobu Kitamoto, A Style Comparative Study of Japanese Pictorial Manuscripts by “Cut, Paste and Share” on IIIF Curation Viewer. Digital Humanities 2018, El Colegio de México, UNAM, and Red HD, Mexico City, Mexico, 2018年6月。（査読あり）
・津野駿幸・稲本万里子・小長谷明彦「仮想空間上の灯明光源効果を用いた時代屏風の再現」人工知能学会第32回全国大会、2018年6月。（査読あり）
・加藤拓也・稲本万里子・小長谷明彦「深層学習法による源氏絵の流派推定」人工知能学会第32回全国大会、2018年6月。（査読あり）

2017年度
著書
・髙岸輝・黒田智『乱世の王権と美術戦略―室町・戦国時代』（『天皇の美術史』 第3巻）吉川弘文館、2017年4月、髙岸輝「天皇と中世絵巻」担当。

論文
・龍澤彩「金城学院大学図書館所蔵「源氏物語図扇面」について」『金城日本語日本文化』第94号、2018年3月。
・髙岸輝「やまと絵屏風の変容―室町から桃山へ」『聚美』第26号、2018年1月。

発表・講演会
・三宅秀和「東京富士美術館所蔵「源氏物語図屏風」（桐壺・胡蝶）」第2回源氏絵データベース研究会、2018年2月。
・鴨木年泰「東京富士美術館の最新機器（みどころルーペ、VR、Google Arts）」第2回源氏絵データベース研究会、2018年2月。
・鴨木年泰「公開と非公開の狭間、デジタル画像と権利問題をめぐる最近の動向―全国美術館会議における実際的な話題を中心に―」第2回源氏絵データベース研究会、2018年2月。
・鈴木親彦「IIIF Curation Viewerが美術史にもたらす「細部」と「再現性」―絵入本・絵巻の作品比較を事例に―」第2回源氏絵データベース研究会、2018年2月。
・稲本万里子「源氏絵データベース構築・拡充の進捗状況と、源氏絵データベース科研初年度の成果報告」第2回源氏絵データベース研究会、2018年2月。
・津野駿幸「Virtual Realityで体験する、灯りで見る源氏絵屏風」第1回源氏絵データベース研究会、2017年8月。
・加藤拓也「Deep Learningを用いた源氏絵の画像認識」第1回源氏絵データベース研究会、2017年8月。
・三宅秀和「狩野派の源氏絵」第1回源氏絵データベース研究会、2017年8月。
・赤澤真理「住吉具慶筆「源氏物語絵巻」（MIHO MUSEUM蔵）にみる建築表現の復古とその意味＋附論明治 41年盛岡巡啓における源氏絵屏風の使い方」第1回源氏絵データベース研究会、2017年8月。
・本田光子「宗達派源氏絵の図様整理」第1回源氏絵データベース研究会、2017年8月。
・稲本万里子「源氏絵データベース構築・拡充の進捗状況と、源氏絵データベースを活用した源氏絵研究の構想」第1回源氏絵データベース研究会、2017年8月。
・髙岸輝「日本美術史における国際化とその更新」東方学会、2017年6月。（招待あり）
・髙岸輝、Japanese Narrative Handscrolls (Emaki): Emperors, Shoguns, and Landscapes、The Mary Griggs Burke Center for Japanese Art, Columbia University、2017年4月。（招待あり）（国際学会）

助成金による研究活動
・「オントロジーに基づく源氏絵データベースを共有・活用した源氏絵の総合研究」文部科学省科学研究費補助金（基盤研究（B）、研究代表者：稲本万里子、研究分担者：片桐弥生、高松良幸、龍澤彩、本田光子、2018年度から髙岸輝、三宅秀和、小長谷明彦、2017年度のみ連携研究者：髙岸輝、三宅秀和、小長谷明彦、池田忍、木村朗子、研究協力者：赤澤真理、吉岡拓、安藤香織、大森拓土、仙海義之、福島修、伊藤拓真、2018年度から池田忍、木村朗子、2019年度から鴨木年泰）2017～2021年度。

2016年度
発表・講演会
・河野文弥・小長谷明彦「Deep Learningを用いた源氏絵の画像認識」源氏絵データベース科研準備会、2017年2月。
・稲本万里子「源氏絵データベース構築の意義と、源氏絵データベースを活用した源氏絵研究の構想」源氏絵データベース科研準備会、2017年2月。